眠る開発屋blog ある開発屋の雑感。日々勉強。

2010/7/25 日曜日

「誤解されない話し方」とか

Filed under: 書籍 — タグ: — dev0000 @ 20:27:03

電通のコピーライターの人が書いた本。

広告業界で働く人はよく、”コミュニケーションのプロ”と言われることがある。その理由は、大きく二つに分類できると思われる。
一つ目の理由は、広告という仕事は「人」と「モノ」をつなぐ役割を担っているため、コミュニケーションなしでは成り立たないからである。立場の違う人たちの意を汲み、ひとつの結論へと導いていくことが業務の大半を占めるから、と言い換えることもできるかもしれない。
そして二つ目の理由は、考えていることを言葉にする技術を備えているからである。自分の思いだけでなく、クライアントのうまく伝え切れない熱い思いを誰もが理解できるように
”翻訳”し、言語化するスキルである。これは私の職種であるコピーライターの腕の見せどころとも言える。

内容は「広告業界的な」対クライアントのビジネスコミュニケーションのノウハウ集だったりします。

ふむと思ったのは、

・どんな話も初耳としれ。
・Yesと答えやすい質問方法を考える。
・「私が」ではなく「私たちが」という言葉を使う。
・「笑声」(えごえ)を使いこなす。
・謝罪ではなく和解にもっていく。
・口にする前に書く。怒りの感情の場合は特に。
・「手ブラでいっていいですか?」というマジックワード
・「だからこそ」という言葉の力。
・明るいトーンで名前を呼ぶ
・「大丈夫」を口グセに。

例えば、SIer業界だとドキュメントドリブンで進む部分が多く、ここまでのノウハウというのはなかなか蓄積されにくいから、参考になるとは思う。

「ストーリーとしての競争戦略」とか

Filed under: 書籍 — タグ: — dev0000 @ 1:09:06

だいぶ前に読み終わりましたが、これはよいよ。

経営の競争戦略論の本ではあるのだけど、
なんつーか切り口が新しいというか、あまりなかった視点。

端的に言えば、
部分合理性と全体合理性を満たしている要素は「普通の賢者」でもとりうることができるが、部分非合理性と全体合理性による要素は「賢者の盲点」であり、一見非合理だがストーリーとしては合理性を満たしているものは、他社でも容易には真似できない・・・むしろ、t他社がそれだけを真似することは強力な毒薬となる、とかそういうことだったり。

例えば、スターバックスがとりあげられていて、
なぜ他のコーヒーショップがスターバックスにはなりえないのかと言うと、
彼らは「第三の場所」というコンセプトを成立させる為に「直営方式」という極めて非合理な選択を行っている。
普通に考えるのであれば、「フランチャイズ方式」のほうが経営的には合理的である。
が、「第三の場所」というコンセプトを確立し、サービスの価値を最大化させる為には極めて合理的な選択である。
ある企業の経営戦略の個々の要素を追随企業が模倣するのは容易ではあるが、
ストーリーそのものを模倣するのは極めて難しい。

だからいわゆる「ベストプラクティス偏重路線」にも警鐘を鳴らしている。
そんな部分だけ真似しても仕方ないし、部分だけ真似してよいものなら、そんなの他社も当然同じことをやるだろうから、継続的な競争優位性にはならんよね、とか。

ポーターの競争戦略(差別化、集中、コストリーダーシップ)が有名で、あとは低価格戦略(コモディティ化した市場に対し、廉価路線で挑む)ぐらいなのだけど、
「ストーリーとしての競争戦略」はそういった要素ではなく、全体の流れに着目したということで結構よいんじゃないだろうか。

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